ダイヤの指輪とアルコール消毒の影響は?【手洗い/お風呂】

ダイヤの指輪とアルコール消毒の関係、手洗い、お風呂、温泉につけたままで大丈夫?

皆様、GWはどう過ごされましたか?

梅雨も始まり、気分が上がらない日も多いですが、梅雨が明けますと次の楽しみはお盆休み・夏休みですね!

既に計画を立てている方も多いと思います。

せっかくの旅行や帰省ですので、お洒落をして出かけたくなります。

普段から身に着けている結婚指輪以外にも、婚約指輪やファッションリングやペンダントなど、洋服やバッグはもちろん、好きなジュエリーを身に着けて出かけるのはいつもテンションが上がります。

しかし、旅先での暑い日差しや汗、宿泊先での温泉・・。

そして引き続き気になる、感染対策による消毒除菌に使用するアルコールなどなど…

これらは、ダイヤモンドやジュエリーにどのような影響があるのか、今回はそのあたりについてお話させていただきます。

目次

ダイヤモンドはアルコール消毒の心配不要

まず始めに結論から申しますと、ダイヤモンドの場合基本的に何も心配する必要はございません

紫外線石鹸ハンドソープシャンプーリンスアルコール温泉の硫黄etc

ジュエリーなら除菌や手洗いに注意

では、ダイヤの指輪をつけたまま

  • ⼿洗いOK?
  • お⾵呂はOK?
  • 温泉はOK?

その答えは『NO』です。

「さっきダイヤモンドは大丈夫って言ったじゃん!!」

と思うかも知れませんが、原因はダイヤモンドでは無く金属の部分にあります!

金やプラチナは変色する可能性も

もちろん、金(ゴールド)やプラチナも熱や化学製品に強い為、ほとんど変色や腐食はしません。

ですがジュエリーの場合硬度や強度を出すため、純金や純プラチナではなく「K18」「PT900」などは金やプラチナ以外の金属が含まれています。

例えば

K18(金が750、その他、銅やシルバー、亜鉛、パラジウムなど250)

PT900(プラチナが900、その他、パラジウムやルテニウムなど100)

などのように、様々な金属が含まれているのです。

(金やプラチナ以外の)どの金属がどの位の割合で入っているかは、地金を作るメーカーにより異なります。

その他の金属部分はあまり強い素材ではない為、長時間汗やアルコールがついていたり、温泉に長い時間入っていたりすると、変色してしまう場合がございます。

※実際の所、温泉は成分によっても異なりますので一概には言えません。

また、地金の割合により、単純に純金(K24)よりK18、K18よりK14、K14よりK10の方が、金以外の金属の割合が多くなる為、金の割合が少ないほど変色しやすくなります。

金やプラチナが変色したときの対応

しかし万が一変色してしまっても、加工屋や修理屋さんに持っていき、磨きの加工をすれば綺麗になりますのでご安心ください。

安い所だと、1,000円くらいから対応してくれる所もあると思います。

着けたままのジュエリーの注意点

また、ジュエリー類を着けたままの使用がNGな理由として、変色や腐食以外にも注意する点があります。

手洗い時や入浴時など長時間使用していると、石鹸やシャンプーの残りカス、皮脂の汚れや脂が石や枠の裏側についてしまい、せっかくのジュエリーの輝きが無くなってしまいます

「なんだか輝きがくすんできたな」と感じたら、歯ブラシに中性洗剤(洗濯用洗剤や食器洗い用洗剤など)をつけてジュエリーを洗うと、綺麗に汚れが落ちるのでお勧めです!

お気に入りのジュエリーはずっと着けていたいですが、着けっぱなしにはせず、時々は外して洗ってメンテナンスすると、いつでも美しい輝きを身につけることができます。

また、ジュエリーをしまう時は布などで汚れを拭きとってからしまうと、長く輝きをお楽しみいただけます。

ダイヤ以外の宝石は大丈夫?

ダイヤモンド以外の宝石についても少しお話しておきます。

ルビーやサファイア、エメラルドも、ダイヤモンドと同じように日常で気にすることはありません。

しかし特に注意が必要な宝石はオパールトルコ石です。

オパールとトルコ石は水にも注意

オパールトルコ石に関しては、小さな空洞がある宝石の為、水などにの液体に触れてしまうと、空洞に入ってしまう恐れがあります。

それにより色や見た目が変わってしまうのです。

普段使いでしたら問題無い場合も多いですが、海やプール、お風呂など水回りの際に着けていてもメリットはありません。

可能な場合は出来る限り外すのが無難かも知れません。

くれぐれも、外したジュエリーを無くさないように気をつけてくださいね。

変色したダイヤモンドも売却できる

万が一変色してしまったジュエリーでもJKダイヤでは買取対象としてプロが正確に鑑定、査定しております。

「価値がない」と諦める前に、お気軽にお声掛けください。

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この記事の監修

宝石業界でキャリアを積んできましたJKYです。GIA(米国宝石学会)認定のGG(宝石鑑定士)資格を持ち、卸売・小売・バイヤー・EC運営と幅広く経験。現在はJKダイヤのEC事業責任者として活動中です。

20代前半から宝石の世界に飛び込み、その魅力に取り憑かれて早20年。仕事だけでなく個人でもレアストーンを集めては眺めるという、筋金入りの宝石マニアです。埼玉県出身の40代で、最近はクラフトビールにハマってます。家族とキャンプに行くのが夢という、意外と庶民的な一面も。

このブログを通して、宝石の本当の魅力と正しい知識を、わかりやすくお届けしていきます!

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